NBN通信7−3ページ
《講演会&交流会》(2)
   《アイマスクを付けての昼食体験》
 昼食は、アイマスクを付けての食事体験を企画。出席者の大半の方に参加していただけました。
 この日のメニューはエビ幕の内弁当。最初にお弁当の内容について、どこに何が詰まっているか、簡単に説明がありました。でも、いざ食べてみると、適当にねらいをつけて箸でつまみ、口の中に入れてはじめて何を食べたかを知ることができるといドキドキもの。しかも、せっかくつまみ上げたものも、一度それを箸から離すと、次に同じものをつまめる確率は…?!それから、固形のものはまだ食べ易いのですが、とろみのあるタレのからんだ肉だんごやぺチャッとしたポテトサラダなどは、バランや区分けのケースにぺったりくっついていて、そのまま口に…!いやはや、予想以上に大変でした。途中でギブアップされた方が多い中、最後まで挑戦してくださった方も何人か。どうもお疲れさまでした。
 食事という、ごくあたりまえに繰り返されている日常生活の1コマですが、“見えない”という世界ではどうなのか。 ― ほんのわずかな時間の体験でしたが点訳に携わる私たちにとっては、とても新鮮で貴重な体験となったのではないでしょうか。
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