三毛猫ホームズの感傷旅行
顔見知りの刑事に頼まれ、片山刑事が、赤いスーツの女を尾行して列車に乗り込むと、
そこにはなんと、同窓会で旅行に出た妹の晴美、石津刑事、そして名探偵三毛猫ホームズがいた。
尾行中の女が酔っぱらいにからまれたところを助けだし、そのまま一行は、温泉で大宴会。
その直後、浴場で殺人事件が発生!
おかげでゆっくり湯につかる間もないけれど、お馴じみ三人と一匹なら大丈夫!?
はじける楽しさ、超人気シリーズ第12弾。
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三毛猫ホームズの幽霊クラブ
「ドイツの休日」を楽しむご存じ三毛猫ホームズ一行。
古城ホテルに泊まった夜、若い女性が暴行され、
あろうことか女性恐怖症の片山が“犯人”と名指しされた!
しかも、その女性に「妻にしていただきます」と迫られて…。
やがて一行の前に、「幽霊クラブ」という正体不明の組織が現われ、ついに殺人事件が発生!
優雅な古城ホテルも大騒ぎの長編推理傑作!
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菫色のハンドバッグ
旧知の大女優・栗崎英子が八十歳を迎え、爽香もパーティを手伝うことに。
だが、会場に予定したホテルKではリストラが実施されていた。
ベテランホテルマンの戸畑から薦められたSホテルでの打合せ。
爽香に同行した戸畑の部下・岡野道子が失踪!
さらには、兄嫁・則子を追ってきた男が、爽香をつけ狙って…。
登場人物が読者とともに年齢を重ねる人気シリーズ!
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三毛猫ホームズのクリスマス
片山刑事は、大学時代の親友、久保の頼みで、
全寮制の女子校寮に警備員の代打で泊まり込んだ。
その寮で深夜、頭を割られて殺された久保の死体が発見された!
しかも、久保の結婚相手が自殺をはかり、近所の旅館の女主人までも…!?
てんやわんやのクリスマス―ご存じ三毛猫ホームズの推理が冴える傑作シリーズ第10弾!
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韃靼の馬
2009年11月1日から、2011年1月21日まで日本経済新聞朝刊連載小説で掲載された。
対朝鮮貿易を取りしきる対馬藩危機存亡の時、窮余の一策が幻の汗血馬の馬将軍吉宗への献上。
その使命を帯びたのは……かつて朝鮮通信使警固を務め、藩と幕府を救った藩士がいた。
文武に秀で、消えゆく神代文字が読める若者がいた――。
壮大なスケールで贈る一大冒険ロマン!
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私の履歴書「事実は真実の敵なり」
「化学一筋に愚直に生きてきた」。
湯川秀樹博士に憧れて歩んだ科学の道、ノーベル賞受賞までの知られざる足跡、
間近で目にした「科学者」としての天皇陛下――。
稀代の化学者が半生を語り尽くす。
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武士の家計簿
古文書を調べるにつれて、この家族の経験した歴史が次第に浮かび上がってきた。
驚いたことに、猪山家は、すでに幕末から明治・大正の時点で、
金融破綻、地価下落、リストラ、教育問題、利権と収賄、報道被害…など、
現在の我々が直面しているような問題をすべて経験していた。
古書店で購入した古文書には、すさまじい社会経済変動を生き抜いた
「ある家族の生活の歴史」が缶詰のように封じ込められていたのである。
(「はしがき」より)
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三毛猫ホームズのびっくり箱
「箱が人を殺したって?」
大金持ちの桐永邸で真夜中に開かれた“未解決殺人二十周年記念パーティ”は、
たくさんの客でにぎわっていた。
この奇妙なパーティに、片山義太郎、晴美、ホームズ、それに石津も招待され、
二十年前の不可思議な謎に挑戦!
当時、密室で発見された死体の前には、空の箱が残っているだけだった…!?
ホームズの勘が冴える傑作集!
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三毛猫ホームズの騎士道
片山刑事と晴美、ホームズが突然、ドイツ旅行に招待された。
なんと、殺人事件を解決するために…!?
日本有数の資産家、永江一族の次男・英哉は、三年前に新妻の智美を新婚早々失った。
ドイツの古城で、中世の伝説どおり、処刑具「鉄の処女」によって惨殺されたのだ!
ロマンチックな古城で起こる連続殺人!
ホームズはどう捌く?
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D列車でいこう
廃線が決定したローカル鉄道を救いたいと、
退職した上に会社を創ってまで田舎町にやって来た三人組
―才色兼備でMBA取得の女性ミュージシャン、良心的な融資を誇りにしてきた元銀行支店長、
そして鉄道オタクのリタイア官僚。
最初は戸惑っていた町民たちも、次々繰り出される彼らの奇抜な計画に、
気づけばすっかり乗せられて。
なぜか再建を渋る町長の重い腰は、果たして上がるのか?
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