| 三毛猫ホームズの推理
 体つきは優雅で上品、きりっとした顔立ちの三毛猫。手術で子宮をとったせいか、時々物思いにふける癖がある。
 だがひとたび事件がおこると、ユニークな推理と鋭い冴えで人間どもを翻弄する。
 その名も『ホームズ』。
 そして、コンビの片山(かたやま)は、血を見るのは大きらい、アルコールはダメ、
 女性恐怖症と三拍子そろった独身男性。一応刑事だ。
 売春、密室殺人、女子大生連続殺人事件と二人(?)のまわりには事件がいっぱい。
 ノッポで童顔の片山と名探偵ホームズのスリリングな活躍を描く、
 ベストセラー「三毛猫シリーズ」ついに文庫化!!
 ぬしさまへ
 きょうも元気に(?)寝込んでいる、若だんな一太郎の周囲には妖怪がいっぱい。おまけに難事件もめいっぱい。
 幼なじみの栄吉の饅頭を食べたご隠居が死んでしまったり、新品の布団から泣き声が聞こえたり…。
 でも、こんなときこそ冴える若だんなの名推理。
 ちょっとトボケた妖怪たちも手下となって大活躍。
 ついでに手代の仁吉の意外な想い人まで発覚して、シリーズ第二弾、ますます快調。
 日本史「はじめて」事典
 「日本初」という記録はその後の新たな発掘・調査・検証によって刻々と書き換えられていく。今後もおそらく本書の内容も書き換えられていくに違いない。
 それはそれで歴史にかかわる者のおおいなる楽しみ…
 (「はじめに」より)
 萌黄色のハンカチーフ
 夫婦水入らずでの欧州旅行を楽しんだ爽香と明男。フランクフルトで、爽香は女優の笹倉弥生(ささくらやよい)、
 劇団主宰の喜多原光夫(きたはらみつお)と知り合う。
 帰国後、爽香が出席したパーティ会場に二人の姿が。
 会場ホテルのトイレで喜多原が殺される!
 一方〈G興産〉社内では、爽香を退職に追い込もうと
 謀略(ぼうりゃく)を企(くわ)だてる同僚が―。
 読者とともに登場人物が年齢(とし)を重ねる人気シリーズ第21弾!
 桜色のハーフコート
 杉原爽香(すぎはらさやか)、34歳の秋
爽香は無断欠勤している部下・宮本の自宅を訪ねた。玄関の前に立つと、娘の怜(れい)が飛び出して駆けていった。
 人気(ひとけ)のない自宅に上がると、宮本の死体が―。
 怜と同様に、宮本の妻・正美(まさみ)も事情を明かさずに行方をくらます。
 母娘の不可思議な行動の裏側に、複雑な家庭事情があると、爽香は敏感に感じとって…。
 読者とともに登場人物たちが年齢(とし)を重ねる人気シリーズ第20弾!
 名探偵の呪縛
 図書館を訪れた「私」は、いつの間にか別世界に迷い込み、探偵天下一になっていた。次々起こる怪事件。だが何かがおかしい。
 じつはそこは、「本格推理」という概念の存在しない街だったのだ。
 この街を作った者の正体は?そして街にかけられた呪いとは何なのか。
 『名探偵の掟』の主人公が長編で再登場。
 本所深川ふしぎ草子
 江戸の下町で繰り広げられる、捕り物人情ばなし
 医学のたまご
 中学生のボクが医学部で研究をすることになっちゃった!?分厚い医学書が10冊宿題!?ご冗談を。
 英語の論文なんて、ムリムリ!読めないって。
 
 医学の世界に登場した小さなスーパースター!?
 「チーム・バチスタの栄光」「ジーン・ワルツ」の海堂尊ワールドへようこそ!
 初ものがたり
 捕り物もいれた人情小説… 真珠色のコーヒーカップ
 杉原爽香(すぎはらさやか)、33歳の春『レインボー ハウス』も開業し、チーフとして忙しい毎日を送る爽香。
 ある夜、爽香は、暴走族に襲われたという少女を助ける。
 その同じ晩、S工業グループ会長の息子・色部健治が暴走族同士の抗争で殺されていた…。
 犯人は、健治と対立するグループのリーダー・緑川邦夫だという情報が入るが…。
 読者とともに登場人物たちが年齢を重ねる人気シリーズ第19弾!
 枯葉色のノートブック
 杉原爽香(すぎはらさやか)、32歳の秋新しいケア付きマンション〈レインボー ハウス〉の建設が進み、
 チーフとして忙しい毎日を送る爽香。
 そんななか、爽香の同僚・寺山(てらやま)が会社のお金を不正に使用しているとの疑惑が!
 部下の麻生(あそう)に真相を探らせると、数々の不審な点が発覚する!
 一方、爽香の周りに、あの殺し屋・中川(なかがわ)の影が…。
 登場人物が読者とともに年齢(とし)を重ねる画期的シリーズ第18弾!
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