NBN通信 17号

2008年3月発行

 

                 名古屋点訳ネットワーク 

              http://www.n-braille.net/

daihyou@nbn.dip.jp

――― 目   次 ―――

 

SPコード勉強会

SPコード勉強会を終えて                代表  平瀬  徹

SPコードセミナーに参加して              大阪  小林 松治

SPコードで文字を聴いてみよう      点訳グループあかね会  白柳 貴子

参加者の皆様からのアンケートから感想

 

日経新聞に掲載

 

グループ紹介

点訳サークル「てんてん」     知多市

「ともしび」        三重県鈴鹿市

 

編集後記              広報

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2008

 

 

SPコード勉強会を終えて

 

                                     名古屋点訳ネットワーク 代表  平瀬   徹

 

 NBNでは毎年春と秋に勉強会や交流会を開催してまいりましたが昨秋は皆様からのニーズをつかみきれず、行事が流れてしまいました。

 遅くなりましたが、2月17日に、SPコードの活用を中心にした勉強会を開催いたしました。

 SPコードは、切手サイズのバーコードのようなものに、800文字の音声データを記録できるものです。SPコードは、ワード文書から手軽に作成することができます。公的な書類にSPコードを添付することで、視覚障害者は専用のSPコードリーダーを使って通知文を聴くことができます。

 現在、SPコードの読み取り装置として市販されているものには、スピーチオとテルミーの二機種があります。しかし、どちらも文書を連続読みさせることはできても、一文字ずつの確認ができないため、障害者自立支援法による事業所との契約書や、調剤薬局から配付される薬の説明書等を理解することは容易ではなく、充分な情報保障ができているとはいえませんでした。

 私は昨年11月、静岡で行われた国際アビリンピック・国際会議にパネリストとして参加させていただく機会を頂きました。静岡県では全県的にSPコードの公的資料への添付を進めていて、アビリンピック国際会議の抄録集にもSPコードが添付されていました。しかし、SPコードリーダーはロビーでしか使用できず、会場内への貸し出しはありませんでした。電池では長時間使えないこと、携帯性に優れていないなどの問題もあったと思います。

 

2008SPコードをいくら添付しても、利用者や利用手段が少なくては、コードの普及は望めないと、会場でお会いした廣済堂スピーチオ販売(株)の深見様にお話し、名古屋までお越しいただくことになりました。

 当日は、大阪からの5名の参加者を含め、47名もの方にご参加いただくことができました。当初役員からは「SPコードと点訳を結びつけるのには無理があるのでは」という声もありましたが、あらゆる手段で視覚障害者に情報提供したいというボランティアの方々の熱意に触れ、とてもうれしく思いました。

 午前中は深見様からSPコードの普及状況やワード文書からSPコードを作成する方法についてご講義頂きました。

 

 午後は、大阪の方がお持ち下さった生協のちらしに添付されているSPコードをOpwBEで漢点字に変換してピンディスプレーに出力したり、BASEデータをかなテキストに出力したものをSPコードに変換し、ピンディスプレーに出力するというデモを行いました。 


 漢点字出力したものはもちろん漢字一文字一文字を正しく確認できますし、かな点字も分かち書きが正しく再現され、とても読みやすいと視覚障害参加者から好評でした。

 ただワード文書をSPコードに変換しただけでは漢字の読みくだしがおかしいケースもあり、そういうときは漢字をかなに変えるなどの配慮も必要です。

 一昨年11月にNBNの勉強会にお越しいただいた加藤俊和先生は「点字データは音声で聴いてもわかりやすい」とお話されていたことが、点字データを音声で聴くなんてナンセンス、と思っていた私にとってはとても印象的でした。

 元名古屋盲人情報文化センター所長・故浦口明徳さん(ボランティア活動ではこのお名前を使っておられました)が、IBSB構想というのを打ち出してらっしゃったことを懐かしく思い出しました。  IBSB構想は、テキストデータを作っておけば、見え方に応じた拡大写本もできるし、漢点字や六点漢字、校正をすればかな点字にもなるし、音声合成装置で聞くこともできる、というものです。

http://kakudai-syahon.net/isbs.pdf

 図表の説明など細かな配慮をして下さる点訳ボランティアの方々がSPコードの作成に参画していただければ、SPコードを利用しようという視覚障害者も増えると思います。

 せっかくテキストファイルがあるのになぜSPコードを介さなければならないのか、という声も聞こえてきそうですが、著作権の問題でテキストデータを配布できないものもありますし、SPコードはハガキに添付できますので郵送が容易という利点もあります。

 今回の勉強会がきっかけで、SPコードがこの地でも普及することを望みます。

 

さて、次回は6月15日(日)、「点字・点訳に対するニーズ」(仮)をテーマに、再び加藤俊和先生をお招きし、勉強会を行います。昼食を囲みながら、NBNの総会も行います。

総会といっても、今後の活動についてのご意見をお聞きすることが中心になります。

加藤先生へのご質問とともに、NBNの活動についてのご提案も頂ければ幸いです。

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SPコードセミナーに参加して

 

   大阪  小林  松治

 

 SPコードを読み取ったものをピンディスプレイで読ませていただけたのはなによりの喜びでした。

(漢点字MLで平瀬さんがそのことを書いてくださったのが関心を持つきっかけだったわけですが…)

ただ、幾つかの理由から、時間と労力をかけてSPコードを作っていただくより、OCRソフトやスキャナの精度を高めていただく方が、少なくとも我々漢点字ユーザーにとっては良いように思いました。

その理由は

1。スピーチオの価格が高いこと。

2。スキャナについてもこれは言えることですが、読み取るための位置の合わせかたがけっして容易ではないように思えること。

3。全ての印刷物にSPコードが付けられるということはないと思われること。

4。スキャナやパソコンに比べて優れた点は「携帯性」だと思われるものの、今の電子機器としては

けっして小さいとは言えないこと。

5。音声も、パソコンやケータイ電話のそれより聴きにくいこと。

 

 これらの中で特に、価格とサイズについては、デザインに拘り過ぎる点があるのではないかと感じました。

デザインのシンプル化によって、低価格とサイズのスリム化ができないでしょうか?

今後、SPコードの普及に加えて、機器の改善によってスピーチオも本格的な普及がなされるかと思います。

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SPコードで文字を聴いてみよう

 

点訳グループあかね会(尾張旭市)  白柳 貴子

 

3年前、尾張旭市の福祉マインドフェアでSPコードの紹介コーナーが設けられました。あいにくわたしは参加ができず、後日あかね会員から「文字が音で聴ける機械を実演していたの。みんなで体験させてもらったわ」と聞いて見逃したことをとても残念に思ったものです。ですから今回、NBNで「SPコードの勉強会がある」とお誘いをいただいたとき、わたしが即、参加をきめたことは言うまでもありません。

さて、SPコードの作成は本当に簡単でした。なにしろワンクリックで自動的に作成されるのです。しかし重要な問題があることにもすぐ気付きました。コードにするための「原稿」を音としていかにわかりやすくワードで作成し、同時にいかに見やすい「文章」にするかということです。「原稿(聴覚)」と「文章(視覚)」を意識してワードを作成することは、二度手間な作業ですが、漢字の誤読を避ける意味でも手を抜くことはできません。簡単などと思ったことをすぐ後悔することになりました。

しかし、SPコードは視覚障害者のみならず、加齢で字を見づらくなった方にも、文字を読む補助手段として期待できるものだとわかりました。専用リーダーがなければ聴けない、一文字ずつの確認ができないなど問題はいくつかあげられますが、利用に躊躇する理由にはなりません。わたしも身近なところからSPコードの貼付を始めたいと思います。中途失明など点字を読めない視覚障害者にも「読んで」いただけるかもしれません。「文字が音で聴けるの?便利ねぇ」という声が聞けたらとても嬉しいじゃないですか。

 

点訳とはまた違った視覚障害者への情報手段の勉強会でしたが、とても参考になりました。あかね会員にもあらためてSPコードを紹介し、今後の会の活動に活かせたらと思います。

 

 

SPコード勉強会で実施したアンケートから

 

SPSPコードを知っていたか、ス:スピーチオを知っていたか)

SP

利用したいのはどんな時だと思うか

廣済堂さんへ

×

高齢になり いつか世話になる番

障碍者のみならずお話にありましたように、高齢者時代これから健常者にも普及されることを望んでいますが、現段階ではコスト面で難しそう

 

公的文書を自由に読みたい

 

色々、様々、クリアしなければならないハードルも、沢山有り過ぎると思いますが、どんな物にも普及させて頂いて、全ての物につけて頂きたい。やはり、有るか無いかです。有るなら有る。 無いなら無い。

漠然としてますが、もう少し、視覚障害者にも、配慮されたお話の進め方が欲しかったです。

名刺にSPコードをつけてみたい。ただし、現時点ではSPコードの位置の関係で名刺の真ん中あたりに来てしまうので、改善できればつけたい。レストラン等のメニューについていればどうかな?

名刺タイプのもっと収納文字数の少ないSPコードにして、位置もそれほど精密にしなくても読み取れるようにして欲しい。
ワードだけでなく、筆まめや筆王などの年賀状アプリケーションにもアドオンできればよいかも。

 

SPコードがもっとたくさんの物につけられるよう私達も声をかけていきたいと思いますので会社の方でもどんどん改良を進めて頂きたいと思います。

点訳物を読んでいるかたが使えるようになると良いと思います

とても良いものだと思います。

●当会の印刷物

●特に全戸配布物

●スピーチオの普及には広いコードのある印刷物が存在すること。コスト。
●手間が小さければ率先して付けたい
●上司や同僚の理解を得るには当事者・ボラさんの力が一番だと思う。

会からの案内文等に利用したいと思います。

●大変有意義な会でした。
●くりぬきはコストがかかるので スピーチオのガード一つの角をスピーチオの台座の大きさ分を切り取るだけでいいのでは。

市役所や社協での配布物

SPコードは結構簡単にできそうで、視覚障害者に、必要な情報発信が出来るのでもっともっと利用すべきだと思いました。
●後の方でスピーチオに触れられたのですが、自分で作成したコードを読ませられたらもっと良かった。

多い情報の区分けができるかなと思いました。

 

視覚障害者が市からのお知らせ・パンフレット等の内容を知りたい時

SPコード・スピーチオの名前しか知りませんでしたので、詳しく教えて頂き勉強になりました。

×

×

点訳

●日頃のご努力がよく伝わってきました。ますますの開発を期待しています。
●関係者がよりよいものへと開発していただけるように これからも、どんどん質問や意見を出していくと良いと思います。

×

×

地図(道案内)

 

●市の広報にSPコードが付けば。
●点字へ打ちだす時に。

開発のお話が伺えて、楽しかったです。また、行政への働きかけは難しいのだとわかり納得できました。

 さしあたって 地域の連絡で使えると いいと思います。
 ただ、レーザープリンタ
利用できるところがないので まだ未知数です。

●(もっと時間があったらですが)個人的に印刷・スピーチオでの確認までの実践ができたらよかったと思います。
●これまでの努力が伝わってきました。でも、SPコードもスピーチオも知らない視覚障碍の人が多いようなのでもっともっと あっちこっちで福祉関係団体・公的機関はもとより視覚障碍団体へアピールをしてください。

×

×

今のところほとんど使わないと思う。

新しい機器の開発・販売拡大への努力で熱心なご苦労を伺い、面白く拝聴致しました。
今後共、視覚障害者の方々の生活に役立つようお考え下さるよう お願い致します。

日常生活に役立つこと・・・スーパーなどのバーゲン品、手紙等 インクジェット印刷が無理とのことなので今のところ SPコード製作の実践はできそうにありませんが・・・

 

×

点字より音声の方が味があると思いますのでなるだけ使いたい。

印刷の件、どんな印刷機でも印刷できるようになるといいなと思います。

×

×

 

 

×

×

 

 

視覚障碍のかたや高齢で文字を読みにくくなった方への情報伝達手段として。

●説明会をしていただき具体的なコードの作成方法がよくわかりました。今後の会の活動での参考にさせていただきます。

×

×

携帯かPDFで簡単な情報

●印刷屋/スピーチオからの制約からの解放
●カリキュラムの確立

 

 

生協のチラシや賞味期限や料理方法など

デザインに走り過ぎている。

 

 

 

スピーチオをみんなで使う時間を持ちましたが、「テルミー」と並べて読ませたところ、「テルミーの方が聞きやすい」と言う話しでした。
パソコンと繋ぐには、別の線が必要で、別売りとのことで、借りて来た人は、その線までは買っていないと言うことで、パソコンとは繋ぐことが出きませんでした。
それと、ボランティアさんは、編集がけっこう難問に感じているようです。

 

 

今後のNBNへのアンケートもいただきましたのでご紹介いたします。

今回の企画に関して

●点訳に関係なくても、視覚障碍者の情報確保に関することにも手を出せたらいいと思う。

●次回も、参加を許されるのなら、是非! 参加したいです。

●いつもすばらしい企画をして活動されているのでチャンスがあれば参加させていただきたい。

●多様化の時代、点訳も大変かと思いますが若い世代にむけて ITも必要な時代です。
大変勉強になりました。

良い勉強になりました。いつも有りがとうございます。

●新しい情報提供ありがとうございました。

●いつもすばらしい企画をして活動されているのでチャンスがあれば参加させていただきたい。

●ながく お続け下さるよう期待しております。

●これからも点訳活動に役立つ勉強会や講演会などを開いてください。

 

今後の企画についての希望

●点訳グループ間の交流会・意見交換

●四季折々の観光地案内また障害者から募ってより外出を楽しくさせる

●近場で、美味しい新鮮な魚料理を食べに行きたいですね。

●点訳ソフトを使っての点字編集。

●加藤先生に点訳上の疑問についておたずねしたい。

●中部空港

●情報処理点訳

●近くの散歩、お食事会など。

●いつになっても迷う“ワカチガキ”についてなど 初歩的な基礎から 現代、現実に使われ方など。

●点訳の知識をもっと得たい。

●ハイキング

●万博公園めぐり

●絵本を作る。

●おいしい食べ物のあるところ

アンケートにご協力いただきありがとうございました。

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日経新聞に掲載

 

2007年12月19日 日本経済新聞夕刊にNBNの記事が掲載されました。     

 

nikkeisinbun.gif

 

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グループ紹介

 

点訳サークルてんてん

   

  毎週 火曜日

活動時間   午前9時から午後4時まで

活動場所   知多市福祉活動センター

    話   0562-33-7400

           

 皆さん始めまして。私達のグループは平成元年9月の発足で、今年ようやく20年目に入ります。

 現在の会員数は40代から今年めでたく傘寿を迎える大先輩を含む18人で、皆さん週1回の例会日を、日々の雑事からの逃避の場、心身の癒しの場としてとても楽しみにしています。例会日は点訳原稿の配分、校正、印刷、その他種々の打ち合わせを中心に流れてはいますが、毎回どなたからか旅行のお土産を始め、手作りのお菓子や漬け物などの差し入れがあったり、本好きの会員からはお勧めの本の紹介、美味しいランチやケーキのお店の紹介、と次々と楽しい話で盛り上がり、一日があっという間に過ぎて行きます。お互い家庭や仕事の事情を優先に助け合い、譲りあう気持ちを大切にして、仲良く楽しい活動をしているとても素敵なグループです。

(会の今日までの歩みについては、ホームページをご覧下さい)

 主な活動は点訳活動として、

   ・小説などの書籍

  ・社協の委託による市の広報・社協だより等公共の発行物

  ・新聞からの抜粋記事を集めた情報誌、中日春秋・天声人語等

  ・川柳、料理のレシピ、大相撲番付表

  ・レストランの点字メニュー、カラオケの歌詞カード

  ・時刻表(名鉄電車・市内バス) 

  ・その他随時依頼に応じて 

等を市内の視覚障がいの方に送ると共に、一部は昨年11月にオープンしたホームページにも載せ、ネット利用の皆さんへも提供しています。

  点訳は会員全員がいろんなものを体験出来るよう毎年担当する人を替えたり、小説などは依頼者の読みたい気持ちがさめない内に仕上げるよう出来るだけ大勢で分けて打ち、最近はIBUKI-TEN による自動点訳も導入し点訳時間の一層の短縮をはかっていますが、校正は第4校正までを心がけています。

 

 私たちの会は当初から地元の視覚障がいの方達との交流を中心に歩んで来ました。点訳した物を送る時は手書きの手紙を添えます。時にはお礼の手紙や電話を頂く事も有り、それが私たちには何よりの喜び、励ましでした。また、毎年一緒に食事会をしたり、時には電車やバスを利用して日帰り旅行を楽しんだりして互いに理解と信頼を深めて来ました。

  また、市内小中学校の福祉実践教室では、発足当時から講師である視覚障がいの方の点字授業をサポートさせて頂き、子どもたちに点字の必要性や素晴らしさを楽しく学んでもらっています。近年は年15校ほどの依頼が有ります。

 

 1999年10月からNBNの仲間に入れて頂き、データの登録によって、自分たちの点訳本が地域以外の方達にも読んで頂ける機会が増えたことはとても大きな励みになっています。また、いろいろな勉強会や講演会を通してまだまだ知らない事の多い点字の奥深さや難しさ、面白さなどを知ると同時に、様々な分野への点字の広がりを知るに付け、益々点字への興味が深まって来ました。

 私たちの会もこれからは、地元の皆さんへの点訳の提供とともに、新しい分野への挑戦もして行きたいと考えています。漢点字、中途失明者への点字触読指導、盲学生への援助・・・。やりたい事はいっぱい、それに見合う実力を付けなくては!

 最後に、昨年11月に念願のホームページをオープンしました。是非一度覗いて見て下さい。http://tentenchita.web.fc2.com/   (点訳サークルてんてん で検索出来ます。)

 

 発足20年目を迎える点訳サークルてんてんはこんなグループです。どうぞこれからもよろしくお願いします。 

 

 

ともしび(三重県鈴鹿市

 

ともしびは、鈴鹿市社会福祉協議会に所属して活動する点訳グループです。発足は昭和56年、現在の会員数39名です。近年は男性会員も増えてきました。

 

主な活動を次にあげます。

@ 例会(第24月曜日)

連絡事項と打合せ。

鈴鹿市盲人会の皆さんにお送りする読み物の点字化。勉強のため、手打ちで点訳しています。

A 金曜会(第13金曜日)

有志による、本点訳の校正会。パソコン点訳も増えてきました。点訳書は三重県点字図書館に納本します。

B プライベート点訳

リクエストに応じ、時刻表、ふれあい運動会のプログラム、お経、料理のレシピなどを点訳します。

C 新人の教育

新会員をベテラン会員がマンツーマンで指導します。

ともしび入会者は、社協の点訳講座を修了された方たちです。入会後は更なるスキルアップを目指します。

D 鈴鹿市盲人会との交流

カラオケ、陶芸教室への送迎ガイド、ふれあい運動会への参加、等々。

平成195月には、盲人会と「ともしび」、音訳グループ「すずのね」の3グループ交流会が持たれました。初めての試みでしたが、日頃お顔を拝見することの少ない点字読者のナマの声を聞くことができ、非常に有意義であったと思います。

E 小中学校での点字指導

 総合学習導入後、「学校で点字を教えてほしい」という要望が寄せられるようになりました。(実は悩みのタネ…?)

 

平成11年にはグループの地道な活動が認められ、厚生大臣表彰を受けました。

これからも和気あいあいと、仲良く活動していきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

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編集後記

 

SPコード勉強会は、大勢のかたにご参加いただきました。久しぶりにお会いする人もいて楽しいひと時でした。今回は平瀬代表の頑張りで「点字毎日」にも掲載していただきました。全国区ですね。

ある時、この世のすべての印字してある用紙にSPコードがついたら・・・きっと 読み取り機器を買ってみて聞いてみようかと思う視覚の人、大勢出るでしょう、そして 自宅でもいっぱいの情報があったことに驚き、そして、あまりの情報量の多さにうんざりするかもしれないな・・・なんて考えて楽しい気持ちになったりしました。未知のことに興味を持ってくれる仲間がいることがうれしかったです。

このようなことをもっともっと企画できたら、役だちそうなことが増えてお楽しみが多くなると思います。知りたいこと、何か思いついたら教えてください。

 

 

 

名古屋点訳ネットワーク事務局

462-0844 名古屋市北区清水4−17−1

名古屋市社会福祉協議会 ボランティアセンター内

Tel 052−911−3191   Fax 052−913−8553


連絡先:NBN アドレス:daihyou@nbn.dip.jp

 

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